そう思って、この記事にたどり着いたのではないでしょうか。
結論からいうと、会員権にまだ価値が残っているなら、業者に売却する方が手元に残るお金は大きくなりやすいです。一方で、ゴルフ場に直接退会届を出す方法は、預託金が満額戻ってくるとは限らないという弱点があります。
この記事では、ゴルフ会員権を退会する2つの方法と、それぞれのメリット・デメリット、預託金が返ってくるかどうかの注意点、退会できないと言われたときの対処法まで、順を追って分かりやすく解説します。
まずは会員権の売却相談を無料で受けてみてください
ゴルフ会員権を退会する2つの方法
ゴルフ会員権を手放す方法は、大きく分けて「業者に売却する」か「ゴルフ場に直接退会届を出す」かの2つです。どちらを選ぶかによって、手間もお金も大きく変わってきます。
①会員権取引業者に売却する
もっとも一般的なのが、会員権取引業者に依頼して第三者に売却する方法です。業者が買い手を探してくれるため、個人で購入希望者を見つける手間がかかりません。
売却であれば会員権そのものに値段がつくため、退会届だけの場合よりも手元にお金が残りやすいのが大きなメリットです。名義変更の手続きも業者側がサポートしてくれるケースが多く、個人でやり取りするより手間がかかりません。
②ゴルフ場に直接退会届を出す
もう一つの方法が、ゴルフ場に直接退会届を提出する方法です。買い手を探す必要がないぶんスピーディーに手続きできますが、預託金が満額戻ってくるとは限らない点に注意が必要です。ゴルフ場の経営状況によっては、預託金の返還に応じてもらえないケースもあります。
2つの方法をくらべると
| 比較項目 | ①業者に売却 | ②直接退会届 |
|---|---|---|
| 手元に残るお金 | 売却代金+預託金の扱いによる | 預託金のみ(満額とは限らない) |
| 手続きの手間 | 業者が買い手探しをサポート | 自分でゴルフ場とやり取り |
| 向いている人 | 会員権にまだ価値が残っている人 | とにかく早く年会費負担から抜けたい人 |
会員権としての価値がまだ残っている場合は、業者への売却を検討したほうが手元に残る金額は大きくなりやすい傾向があります。一方で「とにかく年会費の負担から早く抜けたい」という場合は、退会届による手続きが選ばれることもあります。
退会届の出し方・必要書類の流れ
ゴルフ場に直接退会する場合、一般的には以下のような流れで進みます。
基本的な手続きの流れ
- ゴルフ場(クラブ事務局)に退会したい旨を電話や書面で伝える
- ゴルフ場から退会届・退会同意書などの書類一式が送付される
- 必要事項を記入し、会員証書や印鑑証明書などの必要書類を添えて返送する
- ゴルフ場側の確認・承認を経て退会手続きが完了する
一般的に必要になる書類
- 退会届・退会同意書(ゴルフ場所定のフォーマット)
- 会員証書(紛失している場合は「紛失届」が必要になることも)
- 印鑑登録証明書(実印での押印を求められる場合)
- 振込先口座の情報(預託金・返還金の振込用)
必要書類はゴルフ場によって異なりますが、上記のようなものは多くのケースで求められます。事前にゴルフ場へ電話で確認しておくと、書類の不備による手続きの遅れを防げます。
退会理由はどう書けばいい?
退会届に理由欄がある場合、難しく考える必要はありません。事実をそのまま短く書けば十分です。よく使われる例を挙げます。
- 「プレー機会が減少したため」
- 「体調・年齢の都合により継続が困難なため」
- 「転居に伴い、当ゴルフ場の利用が難しくなったため」
- 「他ゴルフ場の会員権へ切り替えるため」
クレームのような書き方や、ゴルフ場を批判するような表現は避け、事実ベースで簡潔にまとめるのが無難です。手続きにかかる期間は、書類の受理から完了まで数週間程度が目安ですが、預託金の返還交渉や相続が絡む場合はさらに時間がかかることもあります。
預託金がある場合の退会と返還の注意点
預託金制のゴルフ会員権では、退会時に預託金がどう扱われるかが最大の関心事になります。
据置期間を確認する
多くのゴルフ場では、預託金に一定の「据置期間」(10〜20年程度が一般的)が設けられています。据置期間中は退会を申し出ても預託金の返還請求ができない場合があるため、まずは会員権証書や規約で据置期間が過ぎているかを確認しましょう。
返還を申し出るときの流れ
据置期間が過ぎている場合は、ゴルフ場に対して退会と預託金の返還を申し出ます。ゴルフ場の経営状況によっては全額の返還が難しく、分割返還や一部返還での交渉になることもあります。
返還請求権には時効がある点にも注意
預託金の返還請求権は、請求できるようになった時点(多くの場合は退会が受理された時点)から一定期間が経過すると時効によって消滅するとされています。「そのうち請求しよう」と後回しにしていると、請求する権利自体を失ってしまう可能性があるため、退会・返還の意思がある場合は早めに書面で申し出ておくことが大切です。
預託金の扱いに不安があるなら、まず無料で相談してみませんか
「退会できない」「預託金が返ってこない」と言われたときの対処法
ゴルフ場から「退会できません」「預託金は返せません」と言われて困ってしまうケースも実際にあります。
まずは規約を確認する
ゴルフ場の経営状態が厳しい場合、理事会側の判断で退会や返還に難色を示すことがあります。まずは入会時の規約に、退会や預託金返還についてどう定められているかを確認しましょう。
特に注意したいのが株主会員制のゴルフ場です。「株主会員だから退会は認めません」として、次の名義人が見つかるまで退会自体を認めない運用をしているケースが実際に報告されています。会員が高齢や病気で通えなくなっても、名義変更が済むまで年会費の請求が続くこともあるため、入会前に退会条件を確認しておくことが特に重要です。
書面でのやり取りを残しておく
電話だけのやり取りだと「言った・言わない」のトラブルになりやすいため、退会の申し出や返還の請求は書面(内容証明郵便など)でも残しておくと、後々のトラブルを避けやすくなります。
難しい場合は売却も選択肢に
預託金の返還交渉が難航している場合でも、会員権自体を第三者に売却できれば、退会届だけのケースより多くの金額を回収できる可能性があります。専門の会員権取引業者に一度相談してみる価値はあります。
年会費を滞納したまま退会したい場合の注意点
「もう何年も行っていないし、年会費もしばらく払っていない」というケースも珍しくありません。
年会費を滞納したまま退会を申し出ると、退会手続きの前に未納分の精算を求められることがほとんどです。まずはゴルフ場に連絡し、未納額と今後の手続きについて確認しましょう。滞納額が大きい場合は、分割払いに応じてもらえるか相談してみるのも一つの方法です。
滞納が続くと督促や遅延損害金が発生することもあるため、退会の意思が固まったら、なるべく早めにゴルフ場へ連絡することが結果的に負担を軽くするコツです。
死亡・相続による退会手続き
会員本人が亡くなった場合も、ゴルフ会員権は自動的に消滅するわけではなく、相続人が退会または名義変更の手続きを行う必要があります。
相続時に必要になりやすい書類
- 被相続人の戸籍謄本(出生から死亡までの一連のもの)
- 相続人全員の戸籍謄本・印鑑証明書
- 遺産分割協議書(相続人が複数いる場合)
相続の場合は、通常の退会に加えてこうした相続関係書類が必要になることが多く、手続きも複雑になりがちです。「退会する(預託金の返還を受ける)」か「名義変更して会員権を引き継ぐ」かも、家族で話し合って決める必要があります。相続したゴルフ会員権の売却・名義変更については、相続したゴルフ会員権を売却するには?必要書類・名義変更・税金を解説で詳しく解説していますので、あわせてご覧ください。
退会・売却を検討するなら押さえておきたい仲介業者の選び方
ここまで見てきたように、ゴルフ場への直接退会は預託金が満額戻らない可能性があるという弱点があります。会員権としての価値が残っているなら、業者に売却する方が手元に残る金額が大きくなりやすいのが実情です。複数の会員権を横断的に扱っている仲介業者に相談するのが近道なので、ここでは主要な仲介業者4社の特徴を比較します。
| 業者名 | 実績年数 | 特徴 |
|---|---|---|
| 住地ゴルフ | 50年以上 | 全国対応・手数料が明確(275万円以下5.5万円/超は2%) |
| 日本ゴルフ同友会 | 65年 | 関東・東海に強く、時価評価サービスも充実 |
| 朝日ゴルフ | 昭和63年設立 | 業界初の全額返金保証、土日祝も相談可能 |
| TKゴルフサービス | 2017年設立 | 宅建士資格を持つ代表による専門性、法人相談にも対応 |
手数料の分かりやすさを重視するなら住地ゴルフや日本ゴルフ同友会、土日も相談したいなら朝日ゴルフ、専門的なアドバイスを重視するならTKゴルフサービス、というように自分が何を重視するかで選び方が変わります。1社だけで決めず、複数社に問い合わせて査定額や対応を比較するのが失敗しないコツです。売却の際にかかる名義書換料についてはゴルフ会員権の名義書換料とは?誰が払う?相場・支払時期・安くする方法を解説で、それぞれの詳しい特徴は仲介業者おすすめ3選や業者の選び方完全ガイドでも解説しています。そのまま放置した場合のリスクについてはゴルフ会員権を放置したら年会費はどうなる?売却・相続の疑問をまとめて解決もあわせてご覧ください。
まずは無料査定で今の会員権の価値を確認してみませんか
ゴルフ会員権の退会に関するよくある質問
①退会届を出せば預託金は必ず返ってきますか?
必ず全額返ってくるとは限りません。据置期間が過ぎているか、ゴルフ場の経営状況がどうかによって対応が変わります。まずはゴルフ場に確認することが第一歩です。
②会員権の相場が下がっていても売却したほうがいいですか?
相場が下がっていても、退会届だけでは戻らない会員権部分の価値を、売却であれば多少なりとも回収できる可能性があります。判断に迷う場合は、まず無料査定で今の相場を確認してみることをおすすめします。
③家族が亡くなった場合、退会せずに名義変更だけでもいいですか?
可能です。会員権をそのまま引き継ぎたい場合は、退会ではなく名義変更の手続きになります。詳しくは相続したゴルフ会員権を売却するには?で解説しています。
④退会の申し出から手続き完了までどのくらいかかりますか?
書類の受理から数週間程度が目安ですが、預託金の返還交渉や相続が絡む場合はさらに時間がかかることがあります。急ぐ場合はゴルフ場や業者に目安の期間を確認しておきましょう。
⑤退会理由は正直に書かないといけませんか?
事実であれば「プレー機会の減少」「体調・年齢の都合」など簡潔な表現で問題ありません。ゴルフ場への批判的な書き方は避け、事実ベースでまとめるのが無難です。
まとめ|ゴルフ会員権の退会は「売れるかどうか」を先に確認しよう
ゴルフ会員権の退会には「業者への売却」と「ゴルフ場への直接退会届」の2つの方法があり、預託金の戻りやすさは大きく異なります。
この記事の重要な点をおさらいします。
- 退会方法は「売却」と「直接退会届」の2種類
- 直接退会は預託金が満額戻らない可能性がある
- 預託金には据置期間があり、期間中は返還請求できないことがある
- 返還請求権には時効があるため、早めに書面で申し出ておくのが安全
- 年会費を滞納している場合は先に精算を求められることが多い
- 死亡・相続の場合は相続関係書類が別途必要になる
- 会員権に価値が残っているなら、売却の方が手元に残る金額は大きくなりやすい
まずは、会員権に今どのくらいの価値が残っているか、無料査定で確認してみましょう。
退会を決める前に、まずは無料査定で今の会員権の価値を確認してみませんか

コメント